中国のタイヤ業界は最初の5ヶ月間は順調に推移している
  2017-08-03  times
 出典:中国ゴムネット
 

  中国ゴム工業協会タイヤ分会の史一鋒秘書長によると、1 ~ 5月、タイヤ業界の景気はほぼ安定しており、第1四半期は需要が高まり価格が上昇したが、第2四半期はゴムなどの基礎原材料の価格変動の影響で市場が冷え込み、経済効果が急激に低下したため、業界全体から懸念の声が上がっている。

  41社のタイヤメーカーの統計によると、1 ~ 5月の総合タイヤ生産量は前年同期比10.66%増となった。このうち、子午タイヤの生産量は11.66%増、子午タイヤのうち全鋼子午タイヤ生産量は14.08%増、半鋼子午タイヤ生産量は10.90%増となった。輸出用タイヤの納入量は12.37%増加し、輸出量が45.20%を占めた。このうち、子午タイヤの納入量は13.93%増加し、タイヤの納入量は17.92%増加した。タイヤの販売収入は12.27%増加し、そのうち子午胎の販売収入は12.58%増加した。タイヤメーカー38社の利益総額は60.96%の大幅減、利税総額は57.57%の大幅減となった。企業41社のうち、赤字企業は15社(内資12社、外資3社)で、損失額は36.59%だった。

  史教授によると、タイヤメーカーは日増しに深刻化する保護貿易主義に直面し、欧州、オセアニア、中東、東南アジア、南米、ロシアなどの伝統的な市場を懸命に耕し、アフリカなどの新興市場を積極的に開拓し、タイヤの輸出は全体的に安定した成長を維持している。

  税関の統計によると、1 ~ 5月、全国の自動車タイヤの輸出総量は9.1%増加し、輸出は13.3%増加した。このうち、乗用タイヤの輸出は15.2%増加し、輸出は17.0%増加した。トラック・タイヤの輸出は5.8%、輸出は10.8%増加した。

  米国の「ツインタイヤ」と昨年のカーバスのタイヤ出荷の影響で、対米タイヤ輸出は引き続き減少した。1 ~ 5月の乗用タイヤ輸出は33.1%減少し、輸出は30.3%減少した。カーバスのタイヤ輸出は32.1%、輸出は29.9%減少した。ロシアの金融市場が安定し、対ロシア輸出が好調に推移したことから、1 ~ 5月のロシア向けタイヤ輸出は82.9%増加し、輸出は85.7%増加した。トラック・バス用タイヤの輸出は88.8%、輸出は109.3%増加した。